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障害とは・・・ [所感]

 先日、「にっぽん百名山」という番組を制作する会社から、「百名山に関わるいい話をお持ちの方を紹介してくれないか」としろうまの会にメールが来た。
良い話はないが、7月に会で百名山のひとつの日光白根山に登る旨返信した。
恐らく先方は、ネットで山の会で検索して複数の会にメールをし、しろうまの会が障害者の山の会とは知らないと思うので、障害者も一緒に登ると伝えた。

担当者は、興味を持ってくれたようで打合せで提案してみるとの返事だった。
その打合せの後のメールが、「今回はご病気の方以外のお話で行こう、ということになってしまいました。」とのこと。

断られるのはしょうがないとして「えっ?病気ってどういうこと?」、「病気と障害はちがうでしょ!」という感情が残った。まあ、抗議のメールをしてもしょうがないので、「了解ました」との返事だけをした。

もちろん病気が起因する障害もあるけれど、障害者=病気の方と言われると??
一般的な障害者の理解はそんなものなのか...

ある障害者が、「障害とは個性」という言葉に「障害とは個性なんかじゃない」と怒っていた。
もし、自分が「健常者か障害者か2者選択しろ」と言われれば、間違いなく「健常者」と答えるだろう。
なので、障害を持つということを十分に理解は出来てないだろうし、その観点から言えば、障害と健常の違いは個性だと認めることも出来ない。

しろうまの会の参加者の中でも障害者に対する見方もそれぞれだ。
以前はこんな意見もあった。年下の障害者に対しても「なんで障害者に対して呼び捨てにして、さん付けで呼ばないのか?」
ご本人の意見は、「障害者を敬え」と言うことらしい。

年下なので普通に敬称なしで呼んでるだけで、それこそ健常者に対しても同じなのに、それこそ障害者だからさん付けにしろってのは、それこそ差別じゃねェ?って返しましたが。
まあ、逆に年上の男性障害者に「クン」づけで読んでる人もいたりしますが...

言うまでもなく障害者や健常者というのではなく、人としてどうかが重要なのだが。

そんな自分も最初のころは、「障害者の方」なんて言い方をしたことがあったっけ...
日本語としてもおかしいけれど... 

しろうまの会が出来てから25年。あのころよりは、障害に対する理解は確実に広まったと思います。
ただ、今回の「病気の方」との表現には、まだまだ障害者をイメージだけでとらえている人が多いのだとうなあと思わざる負えませんでした。










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